2010.08.18 Wednesday
ガガガ文庫「ラのべつまくなし」壱月龍一
(Amazonより抜粋)
いやー、久々に予想外に面白かった!
ヒロインは可愛いけど1ページ妄想をしゃべりつづけるなどちゃんと腐女子してるし、主人公も二次元アレルギーでも妄想はするし…恋愛に関しては誰もが必死、でもその様子は他人から見たら滑稽でもあり…というフィクションと生々しさの入り混じったところが非常に魅力的。
特にクライマックスのトラブル部分、ヒロインの勘違いがいかにも!な所がまた良い。
タイトルや内容の仕掛け的に一瞬でもホント?とかそれっぽいな〜と思わせたら勝ちでしょう。
そのあたり「バクマン」に近いけど、フィクション度そのものはこちらのほうが上なので、純粋に楽しめます。
ポイントは「男の友情」で、これは男子より女子のほうが基本的には楽しめそうなんだけど…。
ツィッターやブログをうまく取り入れたあたりも小憎らしい…。
若干地味っぽい癖のあるイラストも作品とあいまって味があり、特に最後のヒロインの笑顔は1冊通して最後にアレがくるのはちょっと反則。
流行のプリプリもドタバタもなく、結構前の少女漫画的な作品ですが、これはハマると…ハマりますよ。