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松坂屋名古屋店「故郷からのおくりもの 巡回展最終会場」
評価:
高橋 まゆみ
講談社
¥ 2,500
(2005-06-23)

ずっと全国各地を巡回していた展覧会もこれが最後。
とっても素敵な人形達をじかに触れてみるのは最後…ではないのですが(飯山市に美術館が出来るそうです)。

高橋まゆみ先生の人形を見ると、なんだかわからない「感情」に心が揺さぶられます。

きっとその多くは、自らの父母を、祖父母を思い出すことによって起こる、懐かしさと申し訳なさ。
また、あるテーマを元に作成された作品たちからは、愛と哀を。
そして、人形の喜びの表情から喚起する自らの微笑を。

そしてそれらは、多くの方にとっては昭和前半を思い出すようなセンチメンタルで温かな懐かしさなのだろうけれど、実際に田舎で祖父母と同居した人間としてはもう、圧倒的な現実をそこに感じるのです。
いいこともわるいこともひっくるめて。

その表情、服装、ポーズ。
思い出ではない、過去ではない現在進行形の人の姿がそこにあるのです。
決して過去を懐かしむだけのスタイルではない。
感情が裏打ちする圧倒的なリアリズムこそが、最大の魅力だと思います。

写真集も素敵だけれど、是非人形もその目で見て頂きたいですね。
人形展だと、背景がないので(写真集はジオラマ的に野外撮影)、人形の持つ本質的な魅力が浮き彫りになる気がします。



松坂屋HP

http://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/promo/fair_event/s100305_01/



「草の道」は現在発売されている書籍の中では最大のもの。
図録もこの写真集よりひとまわり小さく、新しい「にんげん万歳」はさらに小さいので、写真を楽しむのであれば「草の道」がオススメです。
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