2010.02.28 Sunday
電撃文庫「新フォーチュン・クエスト 10 キットンの決心」深沢美潮
ライトノベルの入門編としての魅力は20年たっても変わりませんね。
さて心機一転、新しい展開に入って何かクライマックスに向けてひとつひとつ終わりに向けて進んでいく感じ…。
パステルの悩みがとっても等身大でとってもフォーチュンらしく、新展開においてもらしさを無くさないのは嬉しい。
フォーチュンらしからぬ?バトルも多く、いつもどおりサクサク読めるので不満無し。
なんとも長年のファンにはグッときてしまうエピソードです。読んでて嬉しくなっちゃったり。
「さやさやと」と読みます。
うーん、大満足の谷川節、たまりませんな…。
集英社でなく少年画報社になって心機一転、温故知新?
逆に初期作品のほわっとした雰囲気(展開)を取り戻しています。
既に現代社会で考えたらとってもファンタジーな存在になってしまっている、ものすごくピュアなヒロインたちが一生懸命で愛らしい。
初期作品を髣髴とさせる第4話が一番お気に入り。
糸を繰る擬音がまた“らしく”っていい。
というか1〜2話のヒロインよりも、3話の先生や4話などの大人サイドエピソードに感じ入ってしまうあたり、自分もおっちゃんになったのかねぇ〜なんて思ってみたり。
…ところでコレ、青年誌掲載なんですか?ホントに?
「3月のライオン」はまだ将棋なのでわかるけど、これ本気でピュアな恋愛漫画ですよ!
テレビシリーズ放映後、マクロスFの歌曲についての河森正治と菅野よう子の対談、一部楽曲の楽譜、マクロスシリーズの歌の歌詞を掲載。
表紙のバサラ・コスのシェリルが目を惹きます。
図鑑的でムック本としては十分。データベースを作りたい人にはありがたい1冊では。
グラビア特集記事と対談が見開きごとに交互に掲載されるので対談は非常に読み辛いけど…いい意味でメインコンテンツではないので仕方ないのかなぁ。