(Amazonより)
文句なし☆5つ!
最初からクライマックスだぜ!と某赤鬼さんのごとく、口絵で蝶間林さまが大サービス…それもそうだけどそうじゃなくて、話の展開が良かった。
進路の選び方からおかしさ・ぎこちなさが目立つ、7巻の結末から立ち直れないメインメンバー…という重いところから始まり、結局は鳥子と典子というヒロインたちがしっかりと立ち上がり、そして雪国のハッピーエンドへという超・王道。
男子向けで少女漫画をやると基本的に男子は女々しいので結構人気を博す、ということもあるけれど、最後の最後は男子より女子のほうがホントしっかりしてるのよね、というヒロインたちの成長が嬉しくもあり、そして悲しくもある。そういう機微といったものをキチっと描けるのはやはり女性作家だから、とジェンダーを恐れずに賛辞を送りたい。
イラストもこれが最後と1枚1枚が各ヒロインの表情を中心にアップで描いた力作。
タイミングもバッチリ!…なのがほとんどなんだけど、ページ編集の関係だとは思うけれど、p169とp191の2点だけはタイミングが早かったので、もし☆を減らすとしたらそこだけかなぁ。
それにしてももっと世の中(オタク界)の評価が高くもいいと思うんだけどなぁ、このシリーズ。
とにかく1冊1冊が本当に楽しめたシリーズでした。竹岡先生ありがとう!