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電撃文庫「狼と香辛料 16 太陽の金貨<下>」支倉凍砂
JUGEMテーマ:本の紹介
二人はデバウ商会の内部分裂による大きな事件に巻き込まれることとなってしまう。ホロは、禁書を得るためコルとエルサを追ってキッシェンへ。ロレンスは、デバウ商会に追われミューリ傭兵団とともに雪山を越えることになる。行商人ロレンスと賢狼ホロの旅を描く新感覚ファンタジー、ついに本編感動のフィナーレ。
(Amazonより抜粋)





最後の最後は、ロレンスのように読者も筆者に翻弄される。
予想も付かない大金が動く取引はロレンスを無視して流れつつもロレンスを完全に切り離さず、ロレンスは無力感を味あわされる。
この取り扱うものの規模の大きさの違いと視点の違いは、社会人…営業マンなら少しはわかるんじゃないかなぁ。
とにかく、最後の最後でロレンスがはばちょにされっぱなしなのが、他のシリーズには無い、この作品ならではのクライマックスらしいと言えばらしく…でもこれは読者によってはストレスたまるかなぁ。
ギリギリのラインで評価を下げないでいる原因は、確定になっているホロとのラブロマンスで、これはこの下巻全体をしっかり背骨として支えている。特に最後のクライマックスの二人三脚の大立ち回りは思わず読みながらにんまりしてしまう。
ちょっと終盤は、短編集に向けて調整されてしまっており、読後感は正直いまいちではあるものの、まだ楽しめる!という喜びがあるなんとも微妙な感じ。
とにかくホントのシリーズ最後の短編集?外伝?にこそ、何も考えずに感動したいなと期待大!
| ライトノベル | 03:51 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
角川ビーンズ文庫「ミリセントと薔薇の約束 幽霊屋敷の優雅な執事」月本ナシオ
JUGEMテーマ:本の紹介
 触れた物の過去が分かる不思議な力をいかし、すご腕鑑定士として活躍中のミリセント。だがある日突然ファネル家の遺産を継承することに。驚く彼女を待っていたのは、豪奢な幽霊屋敷と優雅な美形執事のアンセルで…!?
(Amazonより)





欧州ゴシックな雰囲気を持ちつつ、色々と展開を重視してなんちゃって世界にはなってしまったものの、だからこそ遊べるところが多い設定で、これはいいなぁ。
正直、椋本夏夜のジャケ借りだったんだけど、思ったより楽しめたかな?
ただ、全体にほぼ主要キャラ紹介と世界観の説明を主体にした、いかにもロングシリーズ前提の1巻!という、勢いをコントロールした感があるのは否めない。
とはいえ、主要キャラを絞った結果、ヒロインと事件そのものを描くことが出来ており、ヒロインとラブコメ候補の様子がしっかり把握できるので、これはもう2巻以降を読んでからのシリーズ評価をしないといかんかなぁ。
| ライトノベル | 00:48 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
電撃文庫「ガンパレード・マーチ2K 北海道独立 1」榊涼介
JUGEMテーマ:本の紹介
幻獣との本土決戦に辛うじて勝利を収め、日本は平和を取り戻した。本土での政争に敗れた軍産複合体は北海道に拠点を移し、日本政府への反撃の準備を整えつつあった。心身ともに疲弊の極に達した5121小隊は、再び立ち上がることができるのか?新シリーズ、渾身の第1弾
(Amazonより抜粋・一部調整)





なんと新シリーズ!これはちょっと嬉しい。
おまけに単純新作ではないので、シリーズの続きとして考えたら図書館でもリクエストしやすい!

とはいえ、冒頭の、これまでのガンパレワールド(ほとんど小説での展開のみになってしまっている)を振り返る部分で、5121がいかにとんでもない戦場をくぐり抜け、いかに疲労しているかに想いを馳せているうちに…作戦に参加するメンバーはごく一部、森に至っては前シリーズに続き今回もほぼドロップアウト状態。
ロングシリーズファンであれば不満も出そうなところ。
しかし、やはり重厚に作り上げた世界案…とくに政治部分での揉め事などは、実に読み応えがあり、5121や芝村舞などの動きをドキドキして追っかけてたら、1巻が終わっていました。
2巻が超楽しみ!
| ライトノベル | 00:32 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
角川ビーンズ文庫「宮廷神官物語 鳳凰をまといし者」榎田ユウリ
評価:
榎田 ユウリ
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 540
(2010-11-30)

JUGEMテーマ:本の紹介
麗虎国の二人の王子、藍晶と曹鉄の対立は、避けられないものとなった。辛い気持ちで見守る天青と鶏冠だが、王位争いの混乱の中、大国・淘の大使が視察に来ることに。しかも曹鉄が大使を迎える役を担うことになり!? 
(Amazonより)





ようやく、曹鉄“王子”のエピソードが終了したシリーズ8冊目。
基本的には天青の天真爛漫さとまっすぐな心が解決に導く、オーソドックスで安心できる展開ながら、BL好き的読者の方にはホッとするオチと、ドキドキする引き(伏線)。
まだ攻めます。さすが榎田ユウリ。
クライマックスに向け、仕込まれた「彼」がどういう人物で、どう動くのか…!
次が楽しみ!です。
| ライトノベル | 12:18 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
MF文庫J「あそびにいくヨ! 14 かみさまそこにおらりましか?」神野オキナ
評価:
神野 オキナ
メディアファクトリー
¥ 609
(2010-07)

JUGEMテーマ:本の紹介
キャーティアと人類の「交換留学」も終わり、交流も次のステージへ…進むかと思ったその矢先、キリスト教の最高位・教皇から会談を打診される。会談を阻止しようとする動きがある中、真奈美の様子がおかしく…。





アニメの影響なのか、ついに真奈美が恋愛モードに突入させられてしまった。
ハーレムエンドに向かって一直線?個人的にはアオイ推しなので、どちらにせよカタをつけてもらいたいものですが。
アニメではばっさりカットされた大使館としての仕事、政治的な要素が重みと面白さを増していて、今回は教皇という大きな存在に対して様々な動きが出てくるあたり、うっかり目が離せません。
イラストも綺麗で、特に5章の終わりの見開きが吸い込まれそう。
ライトノベルがいかに絵が大事かを思い出させてくれます。

| ライトノベル | 11:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
B’s‐LOG文庫「巣籠の歌姫 -スワンドール奇譚-」剛しいら
JUGEMテーマ:本の紹介
継母によって隣国スワンドールの歌劇場に売られてしまったエリナ。その歌声は天使のように美しく、歌劇場を暗闇から見守る魔物・ブルムをも魅了し、稀代の歌姫に成長した。ある夜、皇太子に呼び出されたエリナは―!?スワンドールを舞台にした一組の恋物語シリーズ。
(Amazonより抜粋)





スワンドールシリーズもはや4冊目。
今回はこれまでのシリーズと連動した、手塚スターシステムを前面に押し出しているのが最大の特徴。
今回はちょっとヒロインと王子よりも、再度登場の吸血鬼たちの出番のほうが多い感じがしてしまい、キャラが薄くなってしまった感が否めないが、それでも十分面白い。
そもそも「夜」「針」「姫」と全部違うタイプのヒロインにしているので、能動的でないヒロインがいてもおかしく無いよなぁ。
個人的には楽しみにしているシリーズですが、もうちょっとゆっくりペースの刊行でもいいですよ!逆にゆっくりでももう少し本が厚いほうが嬉しい…。
| ライトノベル | 11:17 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ルルル文庫「横柄巫女と宰相陛下 届かぬ君へ」鮎川はぎの
JUGEMテーマ:本の紹介
恋と秘密に揺れる王宮ロマンミステリ-!カノンの王位転覆を謀ったミガロの跡を継いで六卿当主となった長男シアンが弟を伴い王宮にきた。一波乱ありそうな中、華やかな夜会が六卿それぞれの主催で行われることに。そしてキルテの夜会で大事件が……!?
 (Amazonより)





シリーズ5巻目は、キルテを軸に、新キャラの貴族の登場し大きな物語を盛り上げつつも、ついに(ようやく?)ノトが自分の恋心を自覚してしまう。
無自覚にカノンに恋するノトが可愛くて可愛くて仕方ないので、逆に終盤で自覚してからのノトが反動でとっても切ない。その落差が素晴しい。
もちろん今回の本来?のヒロイン、キルテのドラマもうまくリンクしており、更にはちゃんと悪役も出てきて、今後の大きな物語を盛り上げてくれそうな予感もあり、内容ぎっしり大満足の1冊。
| ライトノベル | 10:57 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
メディアワークス文庫「魔界探偵冥王星O―ペインのP」越前魔太郎
JUGEMテーマ:本の紹介
金星堂と呼ばれる何でも屋を経営する姉妹。妹は五感のうち、触覚以外を何者かに奪われた。姉・明日葉は妹の痛覚を与えられ2倍の痛みを感じるようになったが、その余分な痛みを武器として扱えるようになった。主人公は自らに降りかかった謎の事件を解決してもらうために、金星堂になってくる…。





前回初めて読んだ「魔界探偵冥王星O」シリーズは、その極端な世界観に耐えられず、最後まで読めなかった。
今回は普通のライトノベルとしてはまあまあだったので、それなりに楽しめた。
…ただ、妹がロリ体系なのか姉より巨乳なのか、全盲でどこまで普通のゴス服が着れるのか?など、描写がちょこちょこ変わるので、キャラのイメージが安定しない…というか突っ込み所が多いのが気になった。
他のシリーズは読んではいないが、「トイボックスのT」が「とても良かった!」という人はやめておいたほうが宜しかろう。
普通のライトノベル読みにはシリーズ入門用としてオススメしたい。
| ライトノベル | 10:40 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
電撃文庫「神様のメモ帳 6」杉井光
評価:
杉井 光
アスキーメディアワークス
¥ 641
(2011-02-10)

JUGEMテーマ:本の紹介
晩秋、ラーメンはなまるにやってきたのは、チャイナマフィアの後継者兄妹。ミン父・花田勝の引き起こした事件をきっかけに、なぜか持ち上がるミンさんの縁談。それに憤然と立ち上がったのは、ヒロさんだった。書き下ろし短編を加えた、大ボリュームのニートティーン・ストーリー第6弾。
(Amazonより抜粋)





岸田メルのイラストがどんどん可愛しくなり、同時にヒロイン・アリスがどんどん可愛らしくなっている、6冊目。
アリスがどんどんナルミへ傾いていく様が可愛くて仕方ありませんね!
短編の、いい感じのセリフに悶えまくるアリスはちょっと絵で見てみたかったなぁ。
今回は読者への救いは、実は主人公がクラスでハバにされてないというあたりではないかと…何しろ本編のマフィア相手にはさすがに出て行き過ぎるのもおかしいですしね。
巻末の短編もなんとか短編サイズに世界観を押し込め、ギャグ編としてなり立っているし。
面白かった!
| ライトノベル | 10:18 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
電撃文庫「死想図書館のリヴル・ブランシェ」折口良乃
JUGEMテーマ:本の紹介
私の名前はリヴル・ブランシェ。貴方様の従僕を命じられております。貴方様は私をお使いになり、この図書館より逃げ出した“死書”の封印をしていただきます。
(Amazonより)





若い感覚で作者のお好み要素をふんだんに盛り込んであるようだ。
メイド、幼女女神、クトゥルー、バイオレンス、オリジナルの世界観と設定。
ギリギリエンタメで、あとわずかで中二病、といった感じすらする。
だが、若い読者には刺激的で面白いものであろう事はよくわかる。
ただ、「妄想」が必要という割には、実際の戦闘で最重要なのは、クトゥルー系の本の内容の文章の「記憶」というあたりに根本的な齟齬がある。
あと、文章がもう少しこなれてくるといいかなぁ。
序盤の説明過多がなくなってくる分、次巻からはもう少し読みやすくなるはず?
イラストは可愛いけどね。
 
| ライトノベル | 09:42 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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