2011.03.30 Wednesday
電撃文庫「狼と香辛料 16 太陽の金貨<下>」支倉凍砂
JUGEMテーマ:本の紹介
二人はデバウ商会の内部分裂による大きな事件に巻き込まれることとなってしまう。ホロは、禁書を得るためコルとエルサを追ってキッシェンへ。ロレンスは、デバウ商会に追われミューリ傭兵団とともに雪山を越えることになる。行商人ロレンスと賢狼ホロの旅を描く新感覚ファンタジー、ついに本編感動のフィナーレ。
(Amazonより抜粋)
最後の最後は、ロレンスのように読者も筆者に翻弄される。
予想も付かない大金が動く取引はロレンスを無視して流れつつもロレンスを完全に切り離さず、ロレンスは無力感を味あわされる。
この取り扱うものの規模の大きさの違いと視点の違いは、社会人…営業マンなら少しはわかるんじゃないかなぁ。
とにかく、最後の最後でロレンスがはばちょにされっぱなしなのが、他のシリーズには無い、この作品ならではのクライマックスらしいと言えばらしく…でもこれは読者によってはストレスたまるかなぁ。
ギリギリのラインで評価を下げないでいる原因は、確定になっているホロとのラブロマンスで、これはこの下巻全体をしっかり背骨として支えている。特に最後のクライマックスの二人三脚の大立ち回りは思わず読みながらにんまりしてしまう。
ちょっと終盤は、短編集に向けて調整されてしまっており、読後感は正直いまいちではあるものの、まだ楽しめる!という喜びがあるなんとも微妙な感じ。
とにかくホントのシリーズ最後の短編集?外伝?にこそ、何も考えずに感動したいなと期待大!
最後の最後は、ロレンスのように読者も筆者に翻弄される。
予想も付かない大金が動く取引はロレンスを無視して流れつつもロレンスを完全に切り離さず、ロレンスは無力感を味あわされる。
この取り扱うものの規模の大きさの違いと視点の違いは、社会人…営業マンなら少しはわかるんじゃないかなぁ。
とにかく、最後の最後でロレンスがはばちょにされっぱなしなのが、他のシリーズには無い、この作品ならではのクライマックスらしいと言えばらしく…でもこれは読者によってはストレスたまるかなぁ。
ギリギリのラインで評価を下げないでいる原因は、確定になっているホロとのラブロマンスで、これはこの下巻全体をしっかり背骨として支えている。特に最後のクライマックスの二人三脚の大立ち回りは思わず読みながらにんまりしてしまう。
ちょっと終盤は、短編集に向けて調整されてしまっており、読後感は正直いまいちではあるものの、まだ楽しめる!という喜びがあるなんとも微妙な感じ。
とにかくホントのシリーズ最後の短編集?外伝?にこそ、何も考えずに感動したいなと期待大!