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評価:
麻生 ミカリ
アルファポリス
¥ 1,260
(2011-06)
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ある日突然、親にお見合いをさせられた川嶋美晴。相手はイケメン極上御曹司…と思いきや、極悪御曹司!?態度の悪い彼にムッとして言い返したところ、なぜか気に入られてしまい結婚から始まる、とびっきりのラブストーリー。
(Amazonより抜粋)
あー朝からえらいもん読んでまったがね…(朝の通勤電車で読んだ)。
おぼこい社長令嬢が何故だか美青年の御曹司に見初められて見合いから即婚姻、新婚生活を過ごしながら夫との恋愛を始められるのか…?というラブストーリーでした。
が。
なーんも考えんと図書館の書架にあったのを表紙がラノベ絵っぽいからいいやーと借りたんですが。
これ。
「エタニティブックスは大人の女性の為の恋愛小説レーベルです。ロゴマークの色で性描写の有無を判断できます。赤…一定以上の性描写あり、ロゼ…性描写あり、白…性描写なし」
↑
巻末の宣伝ページ “のみ” 記載の注意書き
…えー…?(ロゴをみる)
「ルージュ」
ルージュ?そんな色のマーク…
Σ( ̄◇ ̄;)赤かっ!!
まーどおりでベッドシーンの描写が長い、長いよ!
ひとつの話をヒロイン視点と旦那視点でザッピングしてるから厚みの割には話の展開そのものは派手でも無く、なんかあるとすぐにそういうシーン。
いやレーベルの意図はわかって、そういう意味では方向性にあっていて途中の事件性もギリギリのラインになってるんだろうし、まとまってるとは思うけど…。
男性向けなら完全にマーク付きでゾーニングされてるレベルですよ。
ってーかこんなにねっとりベッドシーン描写するのはナポレオン文庫とかだから!ホントに!
「れでぃばと」「ハイスクールD×D」「まかでみックス」が図書館で閉架扱いなのはゾーニングとして理解するけど、しかしそれでいてこのレーベルの作品にはなんもせずにいて、図書館ですら誰でも手に取れる状態になってるのはまずくないかなぁ。
Amazonでも一般書籍と同じ扱いだし、レーベルの説明も無い。
判断基準は絵だけなの?小説=文章なのに。
表紙からして普通で、書店でも普通に他の小説と一緒に並んでいるんだろうなぁ。
でもなー、ローティーン女子にはまだ手に取らせたくないなぁ、おぢさんとしては。
でもなー、こんな風だと、平気で手に取れちゃうんだよね、これ。
東京都とかアグネスとかはホント、考えもせず男性向けだけ攻撃するんでなくて、こういう現状を理解してから、現実的な目線で動いたり発言して欲しいものです。
まずはゾーニングをしっかりしようよ!
…と、作品がどうこうとかではなくなったんであります…。